Column & Diary

[代表雑記 058] 気分転換の上手な図り方

2018年2月12日

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ライティングの仕事は、けっこう集中力を必要とする作業だ。
だからこそ、気分転換の上手な取り入れ方が、
集中力を切らさずに作業に取り組み続けるための大きなポイントとなる。

気分転換とは、文字どおり「転換」することだ。
つまり、ライティングで使っている脳の中身をいったん切り離し、
ぜんぜん別のことをやってみる、というのが正しい気分転換のあり方のように思う。
だから、コーヒーを飲んだり、タバコを吸ったりというのは、
脳の中身までガラッと変わるところまではいかないような気がして、
気分転換としては弱いのではないかと思ったりもする。
ちなみに僕は、タバコは吸いません。

じゃあ、テレビはどうだろう。
録画した番組のチェックなどに、ちょうどいいのではないか。
これもたまにやるのだが、これだと転換したまま戻ってこれなくなる。
気づけば、1、2時間があっという間に過ぎていたりする。
作業から離れ、くつろぎすぎてもダメなのだ。

ということで、僕がよくやるのは、料理の仕込みだ。
料理の仕込みなどと書くと、ビーフストロガノフでもつくるんかい、
と言われそうだが、そんな本格的なものではない。
その日の夜や次の日のために、サラダをつくっておく。
ご飯を炊いておく。炊いたご飯を小分けにして冷凍する。
ソーセージを半分に切り、一食分をラップに包んで冷凍する。
買ってきたレタスの芯に濡らしたクッキングペーパーを当て、ビニールで包んで冷蔵庫に入れる。
そんな感じのことだ。

料理の仕込み、というか準備のいいところは、
まずはライティングとはまったく異なる作業を行うというところだ。
手先も使うし、多少は頭も使う。やり終えた時の達成感もそれなりにあるし、
なにより暮らしに役立つというのが素晴らしい。

そんなわけで、ちょっと書いたら台所に立ち、しかるべき準備に没頭する。
そして戻って続きを書く。その繰り返し。
はたから見たら、何をやっているんだという感じだろう。
それでも、これが効率よく作業を進めるために編み出した、
自分なりの気分転換の上手な図り方なのだ。

あと、水に触れるっていう物理的な刺激も、気分転換にはいいような気がしますね。
野菜なんかを洗っているうちに、いい考えが浮かんだりすること、
けっこうあったりしますもん。