Column & Diary

[代表雑記 112] 見ないという応援

2018年6月20日

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ワールドカップ日本代表、初戦白星。日本は幸先のいいスタートを切った。
僕はこの結果を、試合終了の数分後、Yahoo!ニュースで知った。

ワールドカップやオリンピックといった大きなスポーツイベントで日本選手の活躍が期待されるとき、
僕はその中継をリアルタイムで見ることがなかなかできない。
もう、怖くて見れないのだ。
失点してしまうのではないか。失敗してしまうのではないか。
見てる僕のほうが、なぜか緊張がピークに達する。
そして見ることから、逃げてしまう。

実際、自分が見てるタイミングに限って失点するということが、けっこうあるのだ。
先日の試合もそうだった。
前半3分のPK獲得&相手レッドカードの場面は、テレビを見ずに仕事をしていた。
しばらくして、おそるおそるテレビを見て(テレビはいちおうつけっ放しにしている)、
意外すぎる展開に驚き、喜んだのつかの間、
相手のFKが決まり同点に追いつかれるのを目撃してしまった。

そうなのだ、大体そうなのだ。
やっぱり僕は、リアルタイムで見てはいけないのだ。
日本の選手たちに少し申し訳ない気持ちになりつつ、僕は仕事部屋に戻った。
そこからは、Yahoo!ニュースさえも見るのをやめた。
本当にあるのかもしれない自分の負の特殊能力を念入りに封印し、
「見ない」ということで日本代表を応援し続けた。
そして、さすがにもう試合が終わっただろうという頃合いを見計らって、
Yahoo!ニュースを開いた。

すげえ、勝ってる!
そこからはテレビ三昧。サッカーサイトやツイッターなども総動員して、
この激闘の顛末を追体験した。

いやー、よかった、よかった。
見てないのだけれど、やっぱり勝ってくれるとうれしさはひとしおだ。
この調子で、日本はセネガルにも立ち向かってほしいと思う。

ところで僕は、次戦もやっぱり見ないほうがいいのだろうか?