金曜日のアフター5。同僚と連れ立っては酒場に繰り出し、
世の中の不条理や与太話を酒のサカナに、一週間の労をねぎらう。
古き良き時代のサラリーマンのあるべき姿。
そんな日々、この僕にもありました。
しかしながらフリーランス生活が続くとともに、そういう機会もめっきり減りました。
まあ、同僚もいませんし。定時もなけりゃ、下手したら土日も仕事だったりします。
だからでしょうか。会社勤めの人のこういう「様式美」みたいな飲み会に、
少しうらやましさを感じたりもします。
ところが先日、この様式美な飲み会の雰囲気をちょっとだけ体験することができました。
金曜日の夜めに、ナイスキャッチで打ち合わせがあり、
この後、食事がてら軽く一杯いきますか、という流れになったのです。
お相手は、わりと長いつきあいの制作会社のプロデューサーが一人。
ざっくばらんに話せる、近くの立ち飲みのビストロに行きました。
なんかねー、本当に懐かしい感じがしたんです、この飲み。
ネクタイをゆるめるというか、完全にオン/オフが切り替わるというか、
とにかく終始笑いながら、これまでのキャリアだったり、家族のことだったり、
あらためて聞くような話を交えながら、楽しく金曜の夜を過ごしました。
ああ、昔ってこういうのやってたなー、としみじみ思いましたよ。
今の会社勤めの人が、どれくらい飲み会をやっているかわかりませんが、
同じ職場で働く者同士、週に一回ぐらいは酒を酌み交わして、
気持ちの距離を縮めるのって当たり前にいいことだと思うのです。
それができるのって本当にうらやましい。
そういえば、僕が会社勤めの頃の思い出は、
飲み会にまつわるものがやたら多いような気がします。
どんだけ飲んでたんだって話ですね。
ナイスキャッチでもこういう機会はもっと増やしたほうがいいのでは?
と真剣に思う、週末の夜でありました。
[代表雑記 021] 様式美な飲み会
2017年11月10日