Column & Diary

[代表雑記 005] 日常のデトックス

2017年10月4日

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飲み行ったり、映画を観たり、本を読んだりするけれど。
いわゆる趣味といえるほど熱中しているものが、僕にはない。
でも、しいて挙げれば、ランニングだけは10年以上続けている。
毎日走るわけでもなく、忙しい時期は
平気で1カ月ぐらい空けたりする時もあるけれど、
これほど継続的に(断続的に?)やり続けていることは、
ほかにはないかもしれない。

ランニングのいいところは、汗をかくことだ。単純に気持ちがいい。
たくさん汗が出るように、夏でも長袖のウインドブレーカーを着て走る。
距離や速さにはあまりこだわらない。とにかく汗を出すのが第一。
そして帰ってシャワーを浴び、体を洗って、ミネラルウォーターをグビグビ飲む。
蘇生するとは、まさにこのことだ。内臓を洗ったかのような爽快感。
飲んだ日の翌日なんかは、その効果はてきめんだ。

ランニングは、思考の面でもいい影響をもたらす。
仕事で煮詰まっている時、時間をつくってちょっと走りに出る。
黙々と走っていると、自然に頭が今の状況の分析を始める。
すると、すごくいいアイデアが浮かぶ、とまではいかなくても、
現時点で自分がどう考えるのがベストか、ぐらいは見えてきたりする。
なんというか、走るのって“瞑想”するのに近いんじゃないだろうか。

“日常のデトックス”。僕がランニングに求める効能は、これに尽きる。
健康のためにやっているという意識は、正直、さほどない。
だからだろうか、長年走っているわりには、体重も体型もあまり改善されず、
じつは時々走ってるんですと言うと、意外だと驚かれることも多い。
まあ、これは、日々の不摂生の影響が、
ランニングの効果を上回り続けているってことだけなんだろうけど。