Column & Diary

[代表雑記 036] 忘年会シーズンの風景

2017年12月22日

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世は忘年会シーズン真っただ中。この金曜日は、そのピークなのかもしれない。
先日、夜にちょっとコンビニまで出かけた際、
権之助坂にあふれかえったテンション高めなサラリーマンの姿に、おののいてしまった。
まるで目黒の街全体が忘年会会場になったかのよう。
春の桜のシーズン以来の群衆の到来だと感じた。
目黒ってだんだん“わざわざ飲みにくる場所”になりつつあるのかも。

なんて思いながら歩いていると、
コンビニの前で缶ビールを買って飲んでる若いサラリーマンの集団に遭遇した。
そういやこの手のグループ、このシーズン、ちらほら見た気がする。
すっかりできあがって騒いでいるというわけではなく、
二次会は遠慮して同期だけでビール買って軽く飲んでます的な一群。
部活帰りの高校生か、という気もしなくもないが、
みんな妙に楽しそうに話してるし、乱れて大声で騒いでいる輩と比べたらとても健全だ。
そして、さっきの話じゃないが、花見の季節みたいだな、と思った。

桜のシーズンは、会社帰りにビールでも買って、
桜の近くで飲んでいても、そんなに不審な行動という感じがしないし、
世間も「まあ、この季節はね」と許容しているところもあるように思う。
忘年会シーズンも、行き交う酔っ払いのかたわらで、
スーツを着た若者たちがこじんまりと缶ビールで乾杯していても、
そんなに違和感はないのではないか。
「最後の一杯だよね、おつかれさん。それ飲んだら早く帰りな」
と、世間が許容しているかといったら、それは知らない。
でも、すでに若干許容してしまっている自分がいる。

「この時だけは大目にみてよ」という考え方に、僕は弱いのかもしれない。
あんまりこういうことを言うのもどうかと思うが、
小さな例外はちょこちょこあったほうが、暮らしていて楽しい気がするのですよ。