Column & Diary

[代表雑記 035] 川のほとりで楽しく談笑

2017年12月20日

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目黒では、わりと多くの外国の人を目にする。
中華系、カレー系、エスニック系と幅広いジャンルの飲食店が並んでいるし、
Amazonやスタバなどの外資系企業のオフィスもけっこうあるので、
その関係者や家族が行き来しているのだろう。

最近は、中近東系の方々をよく見かけるようになった。
おもしろいなと思うのは、だいたい夕方になると、
目黒川の橋のたもとに中近東系の方々がわらわらと集まりだし、
5、6人で楽しそうに立ち話をしながら休憩しているのだ。
その一角だけ見ると、とても日本とは思えないような、
現地感というか、地球の歩き方感というか、とても趣ある雰囲気を醸しだしてる。
立ち話をしている佇まいが自然で、
日常の風景に溶けこんでいる感じがすごくいいのだ。

思えば、街中で立ち話なんて、あんまりしない。
話すなら喫茶店でも入ろうってなるし、
そもそも立ったまま何十分も世間話をしようという気にならない。
でも、NHKの『世界ふれあい街歩き』とか見てると、よく出てきますよね。
お仲間が集まって楽しそうにおしゃべりしてるシーン。日本でいうところの“井戸端会議”ってやつ。
ああいうのを見ると、すごく豊かなことをしてる人たちって気がしてくるから不思議だ。

「外」ってのがいいのだろうか。
「内」って結局、仕事だったり、家事だったりがあるわけだから、
そういうものが及ばない外でのひとときが、ホッとひと息つける時間になる。
そこで川を眺めたり、コーヒーを飲んだりしながら、
気の知れた仲間とどうでもいい話をして、しばし心をゆるめる。
そりゃ、穏やかな顔にもなるだろう。

フリーランスで1人でやっていると、休憩なんてのも、とくに意識しなくなる。
デスクを離れたら、すべて休憩といえば休憩だし、そもそも話し相手もいないから、
適当にネットでも見て過ごしたりする。味もそっけもない。

まあ、仕事がきちんとできるのが大事なんで、休憩は二の次です。
川を眺めながらの談笑は、そのうち何かの機会に楽しむことにしましょう。