Column & Diary

[代表雑記 034] 午前3時のエアポケット

2017年12月18日

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夜中、ふと目を覚ます。時計は午前3時を回ったところだ。
当然また眠りにつこうと思うが、
体調がいいのか悪いのか、なかなか寝つけない。
えーい、もういいや、とベッドから降りる。
たまっていた食器でも洗おうとキッチンに向かう。
グラスや皿を洗い、ついでに冷蔵庫の中身を確認して、
賞味期限切れの品を取り除く。
コーヒーを淹れる。ドリップしている間に顔を洗う。
マグカップを持って、仕事部屋に入る。

空は明るくなりつつあるが、まだ街は眠っている。
毎日のリズムからこぼれ落ちるように生まれた、自分だけの時間。
ここ最近の仕事のことや、自分のことに、思いをめぐらす。
直近でやらなければならないこと。近々やるべきこと。
将来的にやっておいたほうがいいこと。
こういう時の自分は、なぜか驚くほど冷静だ。

やってくる時間から追い立てられながら暮らすのではなく、
やってくる時間を前方に見すえ、自分の考えを着実に実行するように暮らす。
そうありたいと、つくづく思う。
わかってはいるけど、なかなかうまくはいかない。
できるかぎり、この時の感覚を維持しておこうと、
いま感じている、さまざまなことをメモに書き留める。

こういうエアポケットみたいな時間を過ごすのが、とても好きです。
本当はこういう日が週に一回でもあれば、もっとブレずに生きられるんでしょうね。