Column & Diary

[代表雑記 012] 全自動洗濯機の素晴らしさ

2017年10月20日

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洗濯が好きです。
衣類やベッドカバーなどを洗うという意味はもちろんですが、
全自動洗濯機に仕事を任せて自分は別のことをやる、
あのおトクな感じが好きなんです。

大丈夫でしょうか? 意味、伝わってますかね?

かつて僕は、10年以上もコインランドリーに通う生活を送っていました。
コインランドリーの洗濯機は、もちろん全自動です。
それを一度に2、3台使い、それぞれの洗濯機が終わるタイミングを見計らって、
いったん戻った部屋から回収に向かうという、かなりドタバタした洗濯を続けていました。
その後、引っ越してから、自前の全自動洗濯機が活躍する時がやってきます。
素晴らしい! これが本来の洗濯というものか、と本気で感動しました。
ひとたびスイッチを入れたら、自分はまったく関わることなく洗濯が終了します。
必死にコインランドリーに駆けつけていた、あの洗濯とは雲泥の差!
もはや、次のお客さんのことを考えて、急いで取り出す必要もないのです。

ということで、そんな不自由なコインランドリー時代の反動からか、
洗濯するのが好きになりました。
そして全自動洗濯機をスタートさせると、その間に食器を洗ったり、掃除をしたりと、
なぜか並行して別の仕事を片づけたくなってしまう自分に気づきました。
そう、愛おしいのは、このエセ・マルチタスク感!
同時進行で複数の仕事をこなしている自分。すごくデキる人っぽい!
面倒な家事をテキパキこなす、素敵ライフの主人公を手軽に演じることができるのです。
それに、がんばっている人を見ると、自分もがんばろうと思う、あの感じ。
あの心理も働いてか、洗濯機のスイッチを押すと
自分のやる気スイッチもONになるような、そんな気にさせてくれるのです。

というわけで、全自動洗濯機デビューによって洗濯のおもしろさに目覚めた僕ですが、
その後、“柔軟剤”と出会い、洗濯後の風合いがこんなに変わるのかと驚嘆したり、
乾燥機の機能のなかに埋もれていた“シワ取りコース”の発見によって、
アイロン掛けしなくても許せる程度にシャツ類が仕上がることに感動したりと、
洗濯に寄せる興味はさらなる高みへと向かっています。

やっぱり洗濯したての服を身にまとうのは、とても気持ちのいいものです。
だからこそ、ここ何日かみたいに雨が続くと、
洗濯できないストレスってのが、けっこうたまるんですよね。
早く晴れ渡った空の下で、洗濯物を乾かしたいものです。