Column & Diary

[代表雑記 039] ナイスキャッチの2017年

2017年12月29日

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今日は12月29日。多くの会社が仕事納めで、
明日からお正月休みに入るということらしい。
ナイスキャッチは、お盆だろうがお正月だろうが、
基本的には仕事を優先するという超絶ブラックなスタンスなので、
今年も31日までは作業をすることになっている。
ちなみに、そのブラックな処遇を与えるのも受けるのも、
どちらも僕自身なので、そこに不条理な怒りなどは存在しない。

そして、このコラム&ダイアリーを更新するのは、今回が今年最後となる。
このコラムにまつわる今年の反省の弁は、前回述べた通りだ。
だから今日は、今年いちばん印象に残った出来事を振り返ってみようと思ったが、
それはやっぱり、このホームページの本格始動、ということになる。

「菅原というコピーライターが一人でやっているナイスキャッチって会社、
いったいどんな仕事をしているの?」
これをわかってもらうための「仕事集」みたいなものが必要だと思っていた。
さらに、「ナイスキャッチって会社(=コピーライター菅原って人間)、
いったいどんなことがやれるの?」
これを知ってもらうための、何かしらの表現物が必要だと思っていた。
とりあえずはコラムというコンテンツをつくることで始めることにした。
それらをまとめたのが、このホームページだ。

通常のナイスキャッチの仕事は、依頼主から発注された案件をカタチにするものであり、
このコラム&ダイアリーは、自分から能動的に何かしらを表現するものだ。
もちろん、通常の仕事で確実に結果を出すことを第一としつつも、
会社や自分の可能性を広げるために、自発的な制作活動を行うのは大事なことだと思う。
しかし、コラムというちょっとした自主制作を始めただけで、
自分は依頼された仕事をするほうが向いていると、つくづく感じてしまった。

依頼仕事と自主制作、いちばんの違いは、お題が与えられるかどうかだ。
最初からお題があれば、そこに向かうアプローチも発想しやすいし、
想定されている期待値を超えることにも力を込めやすい。
でも、お題がなければ、まずは自分でお題をつくることから始めなければならない。
このお題の設定が、僕はけっこう苦手だということがわかってきた。

つまりは「規定演技」と「自由演技」だ。
依頼仕事は規定演技を求められることが多い。自主制作は文字通り、自由演技だろう。
自由演技というのは、自分の好きなように演技すればいいということではなく、
演技のための規定は自分で自由に決めていいという意味なのではないか。
それは、「何をするか」が問われるということだ。

そう考えると、この話はとても重たい。
お題の設定なんて、そう簡単にできるわけがない、となってしまう。
そういうことに陥らないように、下手は下手なりに続けていって、
少しずつコツをつかんでいくしかない。
とにもかくにも自発的な制作活動を重ねて、新しい展開につなげていきたいと思う。

今年最後のコラムなのに、やっぱりまとまりにかける文章になってしまいました。
来年は、もっと軽くて、スタイルがあって、少しだけおもしろい、そんなコラムを書きたいと思います。
それではみなさん、よいお年を!