Column & Diary

[代表雑記 063] アイデアの出し方

2018年2月23日

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例えば、まとまりなくとっ散らかった情報なり文章を、
一定の規則にしたがって整理し、整えていく。
コピーライターには、そういう仕事もある。
というか、今の僕にはそういう仕事がわりと多い。
自分的には、この情報整理的なライティングは決して嫌いではない。

また一方で、情報をどう見せるか、
そのアイデアを求められる仕事も、もちろんある。
こちらは情報整理というより、表現の比重が大きい作業となる。

情報整理系は、一人で作業したほうが統一感のある仕上がりになりやすいと考えると、
フリーランスに向いていると言えるのかもしれない。
一方、表現系は、アイデアの多様性や意外性が求められたりするので、
チームでディスカッションしながら進めていくほうが、
いいアイデアが生まれやすいような気がする。

と、ここまで至極まっとうなことしか書いていないわけだが、
一人でやっているフリーランスがいろんなアイデアを出すというのは、
なかなか大変なことだ、と最近やたら感じ始めた。

アイデアを出すには、まず方向性を考えてみたり、
ちょっと具体的に考えてみたりなど、いろいろなやり方があると思うが、
しょっぱなの考え方を間違えると、どんどんドツボにはまっていく場合がある。
そっちじゃないんじゃない?と指摘してくれる他者がいてくれるとしたら、
それを自分が受け入れるか否かは横に置いておくとしても、
すごくありがたいことだと思う。

アイデア出しの段階では、強い思い込みはあまり必要ない。
お互いのひらめきに刺激をうけながら、
連想ゲームのようにアイデアを次々に生まれる状態が望ましい。
そういう状態を、フリーランスはなかなかつくり出せないというのは事実ではないだろうか。
しかし、だからこそ、人それぞれのやり方というのも生まれてくる。

僕の場合は、関係ない雑誌とかをパラパラめくっていくとかは、よくやる。
とにかく今の自分にはない新しい発想を生み出すための、きっかけに出会いたいのだ。
とはいえ、アイデアをカタチにするには、結局自分の中から出てきたものしか、
上手に扱えなかったりする。難しいところだ。

ということで、今日も七転八倒しております。
絶対いいアイデアを出してやるという思いが強すぎて、
頭を固くさせてしまうとマズイんですよね。気を抜き過ぎてもダメだし。
いやー、まだまだ修行ですわ。