うすうすは気づいているのだ。
眉間にシワを寄せて、まじめ一本やりで取り組んでみても、
自分にその気のないモノやコトをつくることはできない。
心が動かないものには、頭もカラダもついていかない。
自分が本気で思っていないものは、どこかにウソが出てしまう。
他人はだませても、やってる自分をだますことはできない。
だから自分に正直に生きるべきだ、なんて無責任なことは言いたくないし、
我慢して黙々と取り組んでいくしかない、というのも違う気がする。
まずは、心を動かすようにしたほうがいい。
いいものはいい、嫌いなものは嫌いと思う、
自分の心の動きを束縛しないことが大事なんじゃないか。
心が動いていれば、表情も豊かになり、言葉も饒舌になる。
頭も回転し、フットワークも軽快だ。
そういう状態をデフォルトとすることで、
自分に興味のあるものはもちろん、あまり気のないものにも、
それなりの姿勢で取り組める柔軟な対応力が生まれるような気がする。
どうせやらなきゃいけないのなら楽しんでやろう。
簡単に言うと、そういうことなのかもしれない。
心が動いていれば、よかろうが悪かろうが、心がこもったものができる。
まじめを装って、ただ淡々と手を動かしてできたものより、
そのほうがだいぶ価値あるものなんじゃないかと、最近、思うのだ。
[代表雑記 075] まずは心を動かす
2018年3月23日