Column & Diary

[代表雑記 025] ほぼ日の『生活のたのしみ展』

2017年11月20日

column_171120_1

ほぼ日の『生活のたのしみ展』に行ってきました。
土日は混むだろうなと思い、金曜日の夕方に、えいやっと出かけてみました。

ほぼ日のイベントに出かけたのは、これでたぶん2回目です。
その前は、『気仙沼さんま寄席』に参加しました。一泊二日の小旅行。
あれも楽しかったな。
ほぼ日のイベントで思うのは、イベントの内容自体のおもしろさはもちろん、
スタッフさん(乗組員さんと言ったほうがいいか)の圧倒的な「いいひと感」に、
胸が熱くなってしまうことです。

ほぼ日を愛読していれば、そんなことわかりきっているのに、
本当にリアルにそういう人たちに対面してしまうと、なんというか、
どう対応していいかちょっと困ってしまう自分がいるのです。
それは、自分がそういう人間になるのをどこかで諦めたというか、
そういう生き方をする努力や経験を放棄してしまったことを、写し鏡のように見せられる、
本当に、本当に、まぶしい存在として感じてしまうのです。

それは、イベントに集まるお客さんにも言えることです。
みなさん、ちゃんと自分の好きなものがわかっていて、当たり前だけど、
それが好きなことに、照れや気恥ずかしさみたいなものを全然感じていない。
好きなものにまっすぐに向かい、それをカタチにしてくれたほぼ日の乗組員さんと一緒に、
好きなものを手にできるよろこびをわかちあっている。
本当に素敵なことだなと思いました。

人とどう違うかを競う「差別化」や、自分を客観視しながら言動を考える「自己相対化」という、
80年代的な文化的思考にどっぷりはまってしまった自分は、
いまだにその呪縛から逃れることができていないのかもしれません。

でもね、ほぼ日的な世の中との向きあい方のほうが
いいに決まっていることはわかっているのです。
それを見せ続けてくれるほぼ日には、本当に感謝と尊敬の念しかありません。

この面倒くさい思考を本気でなんとかするのが、これからの自分のキモかもしれない。
そんなことをあらためて思わせてもらった、2回目のほぼ日イベントでした。

で、『生活のたのしみ展』の個人的な感想。
ひと言でいうと、「なんだか、結婚したくなった。」です。笑