Column & Diary

[代表雑記 020] すぐに動くためのキレイ

2017年11月8日

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さあ、そろそろ始めないと間に合わなくなるよ、コピーの提出。
わかってる、わかってるってば。でもその前に、たまってる食器洗っとかなきゃ。
そういや、洗濯物も畳んでないな。お、ペットボトルのゴミ出し忘れてた・・・

やらなくちゃいけない仕事が目前に迫れば迫るほど、
なぜか自分に言い訳しながら身のまわりの整理整頓に励んでしまうこの現象。
思えば、学生時代の定期テストの時もそうでした。
勉強の前に、緊張をほぐしに散歩してくるとか言って、ゲーセン行ったりとか。
いくつになってもこの習性は変わりません。
苦行の前の現実逃避。
結局、本当に時間がなくなったところで本気モードのスイッチが入り、
なんとか帳尻あわせの結果を出して、疲労困ぱいになって倒れ込む。その繰り返し。
まさに綱渡りの人生。よくぞ、落ちずにやってきたものです。

とはいえ、忙しくなる直前にやる是非はおいといて、
自分のまわりを整理整頓することは、確かに自分の心を整えることにつながります。
そうやって目の前のことだけに集中できる環境をつくることは、
いいモノを生み出すために大事なことだと思うのです。
あの、日本代表のキャプテンも、たぶん同じようなことを言っているはず。
掃除なんてやってる場合じゃないと言うなかれ。
掃除こそがモノづくりのクオリティを左右する大事な儀式なのです。(ただし、時と場合による)

そう考えると、掃除って単にキレイにする行為だけではなくて、
自分がすぐに行動できるようにしておくための準備ってことなのかもしれません。
いや、そっちのほうが重要なんだろうな。
消防署の前とか通り過ぎる時、消防車のまわりってすごくキレイだもん。
あれって、すぐに出動できるようにしてるってことですもんね。

例としては稚拙な感じもしますが、確かに消防署はいいお手本かも。
見せるためのキレイではなく、すぐに動くためのキレイ。
これを目指して、いい仕事をするためのいい環境を、僕も整えていこうと思います。