Column & Diary

[代表雑記 067] かしわご飯がある日常

2018年3月5日

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最近、とある理由により福岡の実家をちょくちょく訪れている。
そこで気づいたのだが、福岡に帰ると無性に食べたくなるというか、
ごく自然に口に運んでいるものがある。
「かしわご飯」だ。

テレビのケンミンショーではないが、
それこそかしわご飯は、全国の人が当たり前に食べているものだと思っていた。
上京して間もない頃、仲間で集まって鍋をつくることになり、
僕が「かしわ(鶏肉)も入れよう」と言うと、
まわりが「?」という顔になったのを見て初めて「かしわ」が方言だと知った。
心底びっくりした。それぐらい、「かしわ」および「かしわご飯」は
福岡ではポピュラーなものなのだ。

うどんを食べる時のサイドディッシュ的なるものは、かしわご飯が定番だ。
何かのイベントで人が集まる時は、かしわご飯のおにぎりがふるまわれる。
福岡のコンビニの陳列棚には、当然のようにかしわご飯のおにぎりが並んでいる。
しかも、セブンイレブンやローソンといった全国展開のコンビニで、だ。

福岡で夜な夜な飲みに出かけて、その帰り道。
コンビニにでも立ち寄って何か買って帰るとなると、
買い物袋には必ずかしわご飯のおにぎりが入ることになる。
少し甘めに炊いたご飯に鶏肉がゴロゴロと入っていて、
噛みしめるほどに甘じょっぱい旨味が口に広がる。
それをお茶でノドの奥に流し込む。うまい!

あまりにも自然なことなので忘れそうになるが、
これは福岡ならではのことなのだ。
東京のコンビニも鶏めしのおにぎりはあるが、
やっぱりかしわご飯のおにぎりとはちょっと違う気がする。

かしわご飯を食べる時、僕は福岡にいることを再認識するのだ。