Column & Diary

[代表雑記 077] ひさびさのラグビー観戦

2018年3月28日

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先日、ラグビーを観てきました。
スーパーラグビーのサンウルブズ対チーフス。秩父宮ラグビー場。

学生の頃、大学選手権の法政戦を一度観戦した以来ですから、
約30年ぶりのスタンド観戦です。
当時と比べると、客席はずいぶんカラフルなった気がします。
グラウンドには直に企業ロゴっぽい広告が描かれていたり、
選手入場時にはウルトラソウルな炎が立ち上がったり、
演出面もずいぶん華やかになっていました。

試合自体は相手チームであるチーフスの巧さが際立つものとなり、
大差で日本代表であるサンウルブズが負けてしまいましたが、
サッカーなどとは違うラグビー特有のスポーツ観戦を楽しむことができました。

まず興味深かったのは、試合が終わりノーサイドとなると、
お互いの健闘をたたえつつ両チームのメンバーがしばし談笑、
というのはほかのスポーツでもあることですが、
ラグビーはそこからメンバーがスタンドに近づき、即席のサイン会が始まるのです。
しかも相手チームのチーフスのメンバーも一緒になって、
あちこちで観客の求めに応じてサインし続けます。
ほんと、30分ぐらいやっていたような気がします。
試合後の風景としては、いつものことなのでしょう。
アフターゲームの催しとしてDJが紹介され、その間ずっと曲を流し続けていました。
この終わり方は見たことないかもなー、と不思議な感じにとらわれ、
それとともに、ちょっと感心もしてしまいました。
ずいぶん見てなかったのですが、スポーツイベントとして
ラグビーは独自の進化を遂げていたんですね。

それと、ちょっと「?」だったのは、遠吠え。
チームキャラクターの狼にちなんで、サンウルブルズのスクラムの際、
チームを鼓舞するため、観客がいっせいに「うぉーん」と
狼の遠吠えを真似た声を出すのです。
あれって、みなさん納得してやっているんでしょうか?
設定に乗っかってる感が強くて、あんまり敵の脅威にはなってはないような。。。
ああいう前のめりな参加型のスタイルは、
日本人のメンタリティには合ってないような気もしました。
いや、好きでやっているのなら、口出しすべきことではないのですが。

とはいえ、いろんな発見があり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
これで、これまでただ眺めるだけだったスポーツニュースのラグビーの印象が、
ずいぶん変わってくると思います。