Column & Diary

[代表雑記 046] 余白と遊びのある仕事環境

2018年1月15日

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一口にコピーライティングといっても、さまざまな作業がある。
かなり乱暴に分類してしまうと、
一から何かしらのアイデアを生み出して、その考えをまとめていく「企画」。
与えられた情報を整理して、求められるカタチにまとめていく「構成」。
そして、企画や構成を含め、表現全般を構成するための文言を生み出す「ライティング」。
こんな感じに、僕の中では分けられている。

この手の話をちゃんと語り始めると、えらく面倒なことになってしまいそうなので、
今日はそういう話はしない。

「企画」「構成」「ライティング」。
それぞれを考えるとき、使っている脳みそは若干違っている。
そして、使っている脳みそが違うと、作業をしている自分の気分も違ってくる。
気分が違えば、そのときに欲する環境も変わってくる。

何が言いたいかというと、
最近、「構成」や「ライティング」の作業が多くなっていた僕の仕事部屋は、
知らず知らずに、そういう作業だけがやりやすい環境に
なってしまっていたような気がしたのだ。
つまり、「企画」を考える環境としては、ちょっと弱くなっていると。

どこか“余白”が足りない。何か“遊び”が足りない。
必要な情報だけしか用意されてなくて、発想を跳躍させるための刺激がない。
環境とは、実際の仕事部屋だけのことではなく、自分の意識も含めてのことだ。
これ見よがしに趣向を凝らした室内をもつオフィスとかは、
これまでは少し色眼鏡を通して見ていたのだけれど、
ある程度の発想の自由度を確保するための環境づくりというものは、
やっぱり必要なんじゃないかと思えてきた。

どうして急にそんなことを思ったのかといえば、
最近また、企画の案件が増えてきたせいもある。
自分ができることも、自分がやりたいことも、
どちらも当たり前のようにこなしていくための環境づくり。
長年たまった悪いクセはこまめに払い落とし、
自分の気持ちに正直であり続ける大事さを、最近また、思い始めているのです。