Column & Diary

[代表雑記 107] 電動アシスト自転車で寄り道

2018年6月7日

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目黒は交通の便がいい。山手線をはじめ、地下鉄も2本乗り入れている。
山手線でいうと、新宿に行くのも、銀座(有楽町)に行くのも、
感覚的にはそこまで大きな差はない。
どちら側にもさほどストレスなく行けるのは、
面倒くさがり屋の僕としては、とてもありがたい。

それだけではない。公共の交通機関を使わなくても、
目黒はけっこういろんな場所に行きやすい。
恵比寿、五反田は徒歩圏内。自転車を使えば、渋谷はラクラク、六本木も余裕。
銀座を経由して上野、根津まで行ったことも何回かある。
逆方向でいうと、二子玉川あたりまでも自転車でわりと行けてしまう。

といっても、僕が乗っているのはロードレーサー的なものではなく、
電動アシスト機能がついた小径タイヤの自転車だ。
最近は渋谷あたりはこの自転車で出かけることが多い。
車体が小さいぶんバッテリーも小さく、アシストが効く時間は20分ほどしかない。
なので、アシストは坂道だけ使うというマイルールを定めているが、
それでも快適にあちこちに出かけることができる。

自転車のいいところは、寄り道しやすいことだと思う。
渋谷の東急ハンズに行った帰りに、代官山の蔦屋書店に寄ってDVDを借りるとか、
中目黒での打ち合わせの後に、近くで一杯ひっかけて自転車押して帰るとか、
交通機関の路線図を超えて行動できる自由さが、なんとも気持ちがいい。

自転車に乗っていると、小学生ぐらいの頃、
放課後に自転車であちこち遊びに行っていた感覚を少し思い出す。
がんばってペダルをこぎ続ければどこにだって行ける。
歩くだけの日常から少しだけ自由になった気がする、ある種の開放感。
仕事帰りの自転車は、あの時の開放感を少し思い出させてくれる。