Column & Diary

[代表雑記 083] 異動の時期にふと思う

2018年4月11日

column_180411_1

4月は人事異動の季節でもある。
もちろんフリーランスの自分にはほぼ縁のないことだけど、
この時期に大企業と呼ばれる取引先に打ち合わせに行くと、
かつてお世話になった人などがけっこう異動になっていたりして驚いてしまう。

あくまで自分の肌感覚だが、
大企業での異動の頻度は昔に比べると増えているんじゃないだろうか。
広告関係の会社ってことも関係あるのだろうか。
同じ担当を長年務めて先方の信頼を勝ち得ていくのが以前のやり方だとしたら、
いろんな人間を組み合わせることでチームの化学反応を促進させ、
つねに新しい提案を行っていくことを重視するのが最近の傾向。
そんな変化を感じてしまう。

時代の変化に柔軟に対応できる多様性のあるチームが、今は求められている。
そう考えると、それは一人ひとりが高いスキルをもったプロの集まりでなければならない。
それぞれの長所と短所を補いあってチームとして機能するという感じではなくて、
それぞれが異なるベクトルをもったプロフェッショナルで、
組み合わせによって多様なパフォーマンスを発揮するというイメージ。
そんな方向のチームづくりが、世の中では進んでいるのかもしれない。

そうなると、自分たちフリーランスの役割も以前にも増してシビアになってくる。
人手が足りないから呼ばれるのではなく、
ある目的のためにスキルを発揮してもらいたいから声がかかるのだ。
もちろん以前からそうだったのだが、その要求度はますます高くなる。

やっぱり、がんばるしかない。
当たり前の結論に、今回もたどりつくのでありました。