Column & Diary

[代表雑記 111] 平常運転の回転数

2018年6月15日

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ゴールがなかなか決まらなくてもあせる必要はない。
決まるときがくれば、どんどん決められるようになる。
そう、ケチャップが出ないときのように。
というような話をしたのは、ケイスケ・ホンダ選手だっただろうか?
僕はこの話を思い出すたびに、何年経ってもこの選手の顔が頭に浮かぶような気がする。

これはサッカーの話だけれど、仕事に関してもまったく同じことがいえる。
仕事が入らないときは、本当に不安で眠れなくなるほど入ってこない。
メールも、携帯電話も、ピクリともしない日が続く。
でも、入るときには、1日で何件もダダダッと連絡が入る。
釣りをしていて、一投で何匹も魚がかかったときのような軽い興奮状態になる。
でも、すぐに冷静になって思う。
どうしてもっと、ちょうどいいペースで入ってくれないのかと。

とはいえ、仕事をいただけるのはありがたいことだ。
そして、ちょっとスケジュールが立て込んでいるくらいのほうが、
心身ともに仕事モードのスイッチが入るので、気分的には調子よかったりする。
意識がすごく前向きになるので、時間がないのにもかかわらず、
普段はやろうとしない細々とした片づけまで、サクサクやってしまったりする。
思考がクリアになっているというか、やるべきことがよく見えるようになるのだ。
こういう状態は、比較的、何をやっても楽しい。

普段からこの状態に自分をもっていければいいのにといつも思うが、
天性の面倒くさがり気質が災いして、なかなかそうはいかない。
外圧には素直に従えても、内圧にはまったく反応を示さないのだ。
内圧にもっと耳をかたむけろ! 内圧のいうことを聞け!
どこに叫んでいいのかわからないが、
とりあえず、そう自分に言い聞かせたいと切に思う。

というわけで、現在、自分としては少々立て込んだ状態にある。
この状態を立て込んでいると思わず、普段のペースと思えるか。
自分の身体と心と相談しながら、平常運転の回転数を上げる訓練をやっていこうと思う。