Column & Diary

[代表雑記 105] ユニクロのSサイズ

2018年6月3日

column_180601_1

僕はけっこうなユニクロ・ユーザーだ。
長袖Tシャツ、タイツ、靴下など、下着類の多くはユニクロだと思う。
人目につかないインナーはユニクロでも問題ナシみたいな、
ちょっと見栄っ張りな考えが働いていないといったらウソになる。
でも、それでけじゃない。
ユニクロのオックスフォード・ボタンダウンシャツや
ポロシャツなんかも僕は好んで着ている。
なぜならユニクロのSサイズは、僕の身体にジャストフィットするからだ。

歳を重ねてくると、洋服に奇抜なデザイン性などは求めなくなる。
もちろんそういう服が似合わなくなるというのが大きな理由なのだが、
それよりももっとシンプルでスタンダードなデザインに好みがシフトしてくる。
そうなると自然に、服の“サイズ感”というものが重要になってくる。

このサイズ感は非常にやっかいなもので、
例えば海外ブランドの服なんかは、まずこのサイズ感で門前払いをくらってしまう。
Mだと横のサイズは許容範囲でも、縦のサイズを持て余してしまう。
さらにそもそもSサイズなんてなかったりもする。(つくる量が少ないのかもしれない)
まあ、着た時点でバランスが悪いのだから、買おうという気にはなかなかならない。

と、人知れずそんな悩みを抱えながら、ユニクロのSサイズのシャツを試着したとき、
そのフィット感に、心底感動してしまった。
シャツがちょうどよく身体を包み、余分なあそびがあまりない。
ポロシャツなんかにいたっては、着丈のサイズ感も含めてまさにジャストフィットだった。
それ以来、ユニクロのSのサイズ感には、僕は全幅の信頼をおいている。

これは僕の考えだけど、ユニクロ以前は、
いわゆるカジュアルの服のサイズに「S」って意外となかったような気がする。
そういうのは「F(フリー)」と表示されていて、
Mの人も、Sの人も、どちらもこのFサイズを買うしかないというパターンが多かったのだ。
そこにユニクロが、ちびっこオトナにもフィットするように考えられた「Sサイズ」を設定し、
洋服をジャストサイズで着るというスタイルを発信したのだ、
なんていうと大げさだろうか。

というわけで、僕はユニクロを価格だけでなくサイズ感という部分でも、
すごく評価して日々愛用しているのです。